小長井 哲也 院長(グロウスボディケア)のインタビュー

グロウスボディケア 小長井 哲也 院長

グロウスボディケア 小長井 哲也 院長 TETSUYA KONAGAI

静岡県出身。学生時代からやっていたアメリカンフットボールで怪我が多かったことから整体に興味を持つ。1997年に「グロウスボディケア」を開業。(東急田園都市線 鷺沼駅より徒歩約3分)

アメフトでの怪我の経験から整体の道に

高校時代にはラグビー、大学に入ってからは自分でアメリカンフットボール部を設立。社会人以降もアメフトを続けていたのですが、どうしても怪我が多く、いろいろな西洋医学の治療を受けるなかで、自分がもっと納得できる治療はないのかなと。そう思ったのが、整体に出会ったきっかけでした。東洋医学を調べるなかで鍼灸マッサージ師や柔道整復師にも興味を持ったのですが、社会人だった自分は平日昼に学校に通える余裕がなく、夜間と休日に通える整体の学校に。当時はバブルが冷めやらぬころで、週に数回は徹夜で仕事をするような昭和な時代だったので、もっと身体に優しく接するものを扱いたいなと思ったのも、この道を目指した理由のひとつです。

健康だけど、どこか不調。マイナスになる前に修復する

我々は一般的に見ると、治療家の範疇ではないんです。日本には医師法があり、鍼灸マッサージ師なども医業類似行為者となっているのですが、我々はその範囲外。治療という概念は使えません。ですが、治療に至るまでの間、身体は壊れていないし健康だけど日常生活がうまくまわらないといったとき。医師には診てもらえないし、医業類似行為にも入らないといったときなど、壊れてしまったマイナスをゼロにするのではなく、マイナスになりそうなゼロの部分を1や2に押し上げるような仕事をしてみたい。そんな気持ちもありました。
「グロウスボディケア」の開業は1997年。2012年に同じ鷺沼から移転し、現在はこの場所と目黒にあるフィットネスクラブ「アトリオドゥーエ碑文谷」内と2店舗を展開。スポーツクラブは健康な人、ゼロを1や2に上げたいという人の集まりですから、開業当初から施設内での施術を行っています。

緩めると同時に鍛える施術スタイル

当院の特徴は「ケア(緩める)」と「コア(鍛える)」を組み合わせた「MOVE FREE療法」。身体が痛くなる要素は使いすぎて硬くなる、もしくは使わなさすぎて筋肉が弱くなる。この2つなんですね。自分も最初は硬くなってしまったものを緩める施術だけを行っていたのですが、それだと片手落ちだなと。もう一つ、簡単に自分の体重を使ってできる運動。よく体幹運動なんて言いますが、そういった動きと組み合わせたスタイルの施術を行っています。

長年のクセを意識できる身体作りを目指して

来院される方のなかには、日常生活のなかで腰が痛い、身体が重いといった方はもちろんのこと、バレエやテニスなどを個人で楽しんでいたなかで身体を痛めてしまい、どうしたらいいのか分からないという方も多くいらっしゃいます。そういった方には筋肉の仕組みから「こういう痛みが出るなら、こういった動きに変えたらどうでしょう?」と、単純に痛みを取るだけでなく、続けるうちにクセになってしまった動きを修正する方法をお伝えするようにしています。スポーツだけでなく、例えばパソコンデスクに座っている方は大体、左のお尻に体重がかかっているんです。左の背中が張って、右の膝が外に向いている。右側にマウスを扱うスペースを作るから、そういった姿勢になりがちなんですが、結果的に骨が歪むんですよね。高齢女性に多い股関節の変形症も、数カ月前からの変化ではなくて何十年も前からのクセが原因。身体は正直ですから、全部身体に書いてあるんですよ。立ったり、座ったりしたときの姿勢や寝姿。そういった長年のクセを認識して、日常生活のなかでそのクセを絶えず意識できる身体を作ることを目指しています。

じっくりとお話を聞いて不安を解消

お話をお伺いするときには、上目線にならないよう心がけています。というのも、痛みについてお話を聞くと、必ず自分も同じようなことがあったなと共感することが多いんです。私も全身10カ所くらい骨折していますし、首のヘルニアも持っています。親の介護も、子育ても経験してきましたから、自分のことを話していくと皆さん「やっぱりそうなんですね」と言われる方が多い。心が緩むと身体の緩みも早いんです。来院してくださった方に興味があるから、ついついお話が弾んでしまうことも。患者さんにはうるさいと言われるかもしれないですけど(笑)。それくらいお話をよく聞かせていただきますので、身体について不安があるなら、ぜひ一度訪ねてきてください。私で対応できないもの、医学的に問題があるものについては、信頼できる内科や整形外科にご紹介もさせていただきますし、医学的な処理が必要ないものでしたら、クセのうちに治すことをお教えします。「これは医者に行った方がいいのかな」と悩んでいる方もお気軽に、ご相談にいらしてください。

 

※上記記事は2022年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

グロウスボディケア 小長井 哲也 院長

グロウスボディケア小長井 哲也 院長 TETSUYA KONAGAI

グロウスボディケア 小長井 哲也 院長 TETSUYA KONAGAI

  • 出身地: 静岡県
  • 趣味: アメリカンフットボール観戦
  • よく読む本・愛読書: 小沢一郎さんの本
  • 好きな映画: 『ルディ/涙のウイニング・ラン』
  • 好きな言葉: 克己
  • 好きな音楽: 最近はBENIさんをよく聞きます
  • 好きな場所: 富士山が見えるところ

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