髙梨 秀樹 院長（たかなし歯科医院)のインタビュー

院長が歯科医師を志したきっかけを教えて下さい。

中学生の時より漠然とでしたが、医療に携わりたいと思いを抱いていました。そして、高校入った頃だったでしょうか、家族で食事をしていた時に、医療現場に密着したドキュメンタリー番組を観たんです。医師たちの過酷な現場で奮闘する姿に驚かされる同時に、臨終を伝えるシーンでは、「あまりにも辛過ぎて、これは…」とも思いました。すると母が「あなたは手先も器用だし、歯医者さんになったら？」と提案してくれたんです。それをきっかけに、家族で将来について話し合う中で、歯医者になろうと決め、歯学部に向けての受験勉強を始めました。実家はサラリーマン家庭でしたので、開業の歯科医としてはゼロからのスタートです。歯科医師の道は自ら進んで決めた道ですので、その決断には誇りをもっています。

たかなし歯科医院のコンセプトをお聞かせ下さい。

今まで歯医者に行けなかった方、苦手で通い切れなかった方も気軽に通院出来る、“通いやすい医院”にしようというのがコンセプトです。そのため、立地の点では、駐車場スペースの充実やアクセスのしやすさといった利便性にこだわりました。また、院内は清潔感を第一に、お客様にリラックスしてお過ごし頂けるよう優しいBGMをかけるなど工夫しています。一番の特徴は、医院の正面ガラスには大きな「きりん」の絵を貼っていることです。これはお子さんが通いやすいようにと思ったからです。「たかなし」の名前を覚えてもらわなくても、「“きりんの歯医者さん”の所なら行くよ」と言ってくれたら嬉しいなと思いまして（笑）。キッズルーム、ガチャガチャも用意してあり、治療が終わったお子さんには“頑張った記念”の記念撮影もしています。また、患者さんにも色々な事情がありますから、予約時間に遅れたり、うっかり忘れてしまったりすることもあると思うんです。そのような場合でもスタッフ一同、患者さんが気まずく思わないように、温かくお迎え出来るような、患者さんに優しい医院で行こうと思っています。

院長が診療の際に心がけていることは何でしょうか？

第一に“患者さんに寄り添った診療”を行うことです。診療の説明はわかりやすく、そして患者さんがご納得頂けるまで丁寧にお話しています。その上で、患者さんが抱えている痛みに対しての和らぎと、患者さんのペースに合わせて治療を進めて行くことを大切にしています。診療や治療は、患者さんの気持ちを理解し、患者さん目線で行うことを心がけています。私も痛いのは苦手ですから（笑）。使用する針は出来るだけ痛みの少ないものに変えたり、会話で患者さんの気分を和らげたりしつつ治療を進めています。どんどん治療を進めてしまうと、本当に苦手な人の中には、気分が悪くなってしまう人もいます。ですから、あくまで患者さんのペースで。これが基本でなんです。
また、私のこだわりでもあるのですが、初診の際に口腔内カメラで口腔内の写真を用いて説明しています。この写真は患者さんが持ち帰られるようにもしています。写真ですと、自分の口腔内の現状もよくわかりますよね。また写真には、コメントも付けてお渡ししています。手間はかかってしまいますが、もらった患者さんは喜んでくれますよ。現状をわかりやすく把握することで、患者さんも納得してくれますし、治療の方針も立てやすくなります。また、開業より１０年が経ちますが、より充実した歯科治療を地域に提供出来るように当院も専門医やスタッフを充実させてきました。そのため、診療内容も増やすことで、患者さんの多種多様な症状に対応できるような体制を整えています。今後も患者さんに寄り添う診療を第一に地域の頼れる歯科医院として頑張っていきたいと思います。

患者さんの治療計画を立てる中で気をつけていることをお話し下さい。

初診時に口腔内写真を撮り、治療方針・治療計画を患者さんとよく話合うことを大切にしています。この治療はいつまで続くのか…と、不安に思う患者さんもたくさんいらっしゃいますよね。ただ、計画を立てると言っても、その計画は患者さんと共に作っていきます。「何が何でも治療だ！」ではなく、患者さんの生活のスタイルやお仕事の状況で「今はここだけ治療して、次の機会にここまでしよう」と、決めています。必要なのは、患者さんの主訴に耳を傾けることですね。患者さんがどうして欲しいのか、をしっかり聞きとることで、患者さんとの信頼関係も築けると思います。実は私も子どもの頃に診察券だけ置いて、歯医者さんから逃げ出したことがありますし、注射も苦手です（笑）。ですから、歯医者さんが苦手な人の気持ちも良くわかるんです。だからこそ、患者さんの気持ちを無視することなく、おひとりおひとりのお気持ちによりそうペースで治療を進めていきたいと考えています。

最後に院長から地域の皆様にメッセージをお願い致します。

「本当に良い医院とは、どんな医院だろう？」と、自分自身に日々問いかけています。そして、自分なりに出した答えというのが、「私を含めスタッフ全員が、家族や友人に勧めることが出来る場所。そして勤めていることを誇れるような場所である。」ということです。皆さんも心から良い物やお店、場所を見つけた時には、自分が大切にしている人に教えてあげたいな、という気持ちになりますよね。そこで当院も皆さんの大切な人に胸を張っておススメされるような存在になることを目指していきたいと考えています。そのために、患者さんに寄り添った治療を大切にし、お子さんから年配の方まで、幅広い年代の人に受け入れられる医院でありたいと思います。そして“きりんマークの歯医者さん”として、地域に密着し愛される存在であり続けたいと願っています。

今まで歯医者さんで嫌な思いをしてきた人ほど、一回、騙されたと思ってお越し頂きたいと思います。良い意味で、歯医者のイメージを一新させる自信があります！この他でもお口の中で気になることがある方は、ぜひお気軽にご相談を頂ければと考えています。

※上記記事は2021.11に取材したものです。
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