佐藤 光宏 院長(佐藤鍼灸接骨院)のインタビュー

佐藤鍼灸接骨院 佐藤 光宏 院長

佐藤鍼灸接骨院 佐藤 光宏 院長 MITSUHIRO SATOU

柔道整復師を志されたきっかけについて教えてください。

幼少期から体を動かすことが大好きで、小学校時代はソフトボール部に、中学生から高校1年生までは野球部に所属していました。2年生からは陸上部に転向し、円盤投げなどをやっていました。体を動かせばその分、怪我は付き物でして、捻挫、打撲など怪我をするたびに接骨院にお世話になっていました。そちらの先生がとても魅力のある方で、体を治しながら親身に接してくださいました。こうした流れから体育大学を志望し受験したのですが、うまくいきませんでした。その後このまま受験を続けるか、別の道を選択するか進路について検討していたとき、ふと以前お世話になった接骨院の先生への憧れを思い出したのです。怪我と付き合いながらスポーツをしてきたので、どんな怪我をするのか、また怪我をしたときどのような気持ちになるのかがわかります。お世話になった先生のように、痛めた体を治し再びスポーツに全力で取り組む手助けをしたいと思うようになりました。
平成14年からは、働きながら柔道整復師を目指す学校に3年間通いました。初年度は朝8時前から夕方5時まで東京の紹介制の接骨院で仕事をし、その後学校で授業を受け、10時過ぎに再び接骨院に戻り手技やテーピング、包帯の練習に励み、11時ごろ帰宅する日々を送りました。次年度からはその生活が幾分楽にはなりましたが、早く一人前になりたいという気持ちがあり、再び学校や接骨院で調べ物などをしてさまざまな知識の習得に務めました。
平成17年3月に柔道整復師の資格を取得しましたが 独立したときにどんなことにも対応できるよう、鍼灸の資格も取りたいと思いました。1年間はフルタイムで仕事をしてお金をため、再び平成18年から鍼灸の学校に3年通って資格を取りました。
そんな下積み時代を経て今年5月に開業しました。11年間お世話になった東京の接骨院は紹介制で、専門性とスキルの高い方が揃っていらしたので、大変鍛えられました。物事を始めるときは本格的に集中したいわたしの性分を汲み、とことんお世話になりました。また経験を積み、後輩を指導する立場になってからも、指導を通し新しい考え方がうまれたりと勉強になり、大変充実した11年間を過ごせたと感謝しています。

佐藤鍼灸接骨院さんの診療内容・診療方針について教えてください。

当院にいらっしゃる方はさまざまな年齢層の方ですので、一通りさまざまな患者さんに対応出来るように経験を積んでまいりました。午前中は高齢の方が多く、午後になると学生さん、サラリーマンの方なども来院されます。私が持っているコンセプトは「気軽さ」です。病院などは時間も限られ、なかなか聞けないような、ちょっとした事でも気軽に聞いて欲しいですし、私一人で治療していますので、症状がひどい場合や、固定が必要な場合に診療時間内に来院出来ない患者さんには、私のスケジュールが空いてる限り診療時間外や休診日でも対応させていただいています。

先ほども申しましたとおり、私自信が長年スポーツに打ち込んでいましたので、体の中で痛めやすいところや、スポーツマンの生活習慣、気持ちがよくわかります。クラブ活動でスポーツをやっていて、レギュラーとして試合に出られる実力をお持ちの方は、特に怪我をしているときの精神状態はやや過敏気味です。それは自分のポジションが取られてしまうのではないか、もう試合に出られないのではないか、という恐れからくるものです。当然早く復帰したいがために、かなり無理をしてしまう傾向があります。痛みが楽になると、これまでと同じ練習を最大限にやってしまい、症状がぶり返したり悪化することが多々あるのです。
スポーツトレーナーとしての活動もしていて、その様な「心のゆれ」を充分に理解していますので、メンタル面でのサポートをしながら、スポーツ復帰までのプログラムをたて、サポーター、テーピングなどを施しながら徐々に運動強度を上げていき、一歩一歩段階を追ってスポーツに完全復帰出来るよう、指導させて頂いています。
高齢の方に運動、筋力強化の相談を受ける場合は、個々の生活状況、筋量などによりますが、最初から無理な運動は避けていただき、第一段階としてストレッチをお勧めしています。
ストレッチの良い所として日常生活ではなかなか動かさない範囲で筋肉を使ったり、伸ばしたりするので血流促進、筋緊張の緩和、関節可動域の増大などがあげられ、かなり有効な運動になりますし、運動習慣の無い人でも気軽に始められます。まず、ストレッチで体を動かすことに慣れてから、次の段階として自分の腕の重さ、足の重さなどを利用したトレーニング、その次の段階として、負荷をかけたトレーニングというように強度を上げていき、体に無理なく長続きするように指導していきます。

こちらで扱われている「スーパーライザー治療」について教えてください。

スーパーライザーとは、光の中で最も生体深達性の高い波長帯の近赤外線を高出力でスポット状に照射出来る光線治療器で主に、鎮痛、消炎作用、自分で病気を治そうとする能力を引き出す効果があり、その効果はペインクリニックをはじめ、各科で認められ医療現場で幅広く利用されています。深い患部へ治療する際に鍼灸治療に抵抗がある方でも皮膚刺激、痛みもなく安心して受けていただけます。鍼灸治療に抵抗のない方は鍼灸治療と併用することでより効果的です。是非ご相談下さい。

診察で心がけていることについて教えてください。

一番心がけていることは、お話をお聞きすることはもちろんですが、患者さんを多角的に観察することです。仕事、生活習慣などから痛みの原因を探り、改善すべき点、気を付ける点などをアドバイスしたり、患者さん自身にも自分で出来るケアをやっていただけるようお願いしています。
しかし、年齢、性別、性格、持病の有無などさまざまな要素が一人ずつ違うわけですので同じようにアドバイスしたとしても必ずしもその通りに実行されるわけではありません。そこで患者さんにどのレベルまで求めていいものか、どういったやり方が合っているのかは治療中の会話や、日頃からの観察で私が判断するしかありません。お伝えする方法や内容を少しずつ変えて、一人一人オーダーメイドの治療法を考えるようにしています。
人を相手に治療するので教科書どおりではなく、難しい事ばかりですが、うまくいったときは、それがこの仕事の「醍醐味」でもあります。

最後に地域の皆様にメッセージをお願いします。

行きたいところがある、やりたい事がある。しかし痛いところがあるから出来ない、痛くなりそうだからできない、そんな不安を抱え行動を制限している方がたくさんいると思います。不安を抱え行動に制限をかけたり、思い通りに楽しめなかったり、それはもったいない事だと思います。急な事でもテーピング、サポーターなどで痛みの緩和、予防が出来ることもありますし、対処法などもアドバイス出来るかと思います。また、この程度の事でも治療に行ってもいいものか、この程度の痛みならと我慢していませんか?当院のコンセプトは「気軽さ」です。我慢せず気軽に当院にご相談下さい。
皆様のお役にたてるよう頑張っていきたいと思います。

※上記記事は2013.12に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

佐藤鍼灸接骨院 佐藤 光宏 院長

佐藤鍼灸接骨院佐藤 光宏 院長 MITSUHIRO SATOU

佐藤鍼灸接骨院 佐藤 光宏 院長 MITSUHIRO SATOU

  • 出身地: 長崎県
  • 趣味・特技: 神輿を担ぐこと 浅草の三社祭をメインに、年間10回前後祭でみこしをかつぎにいっています
  • 好きな本・愛読書: ノンフィクション
  • 好きな映画: トイ・ストーリー
  • 好きな言葉・座右の銘: 切磋琢磨
  • 好きな音楽・アーティスト: B'z
  • 好きな場所・観光地: 長崎

INFORMATION