平沼歯科クリニック 平沼 一良 院長 KAZUYOSHII HIRANUMA
大学卒業後、大学病院で診療を続け、幅広い症例に携わる。オーダーメイドの歯科治療をめざして、宮前区平に開業。
大学卒業後、大学病院で診療を続け、幅広い症例に携わる。オーダーメイドの歯科治療をめざして、宮前区平に開業。
祖母が産婦人科医、父が歯科医、親戚が内科医という医者一家に育ちましたので、子供の頃にはよく診療所へ行き、治療の様子を見ていました。自宅が診療所の隣でしたので、休診の日でも、診療時間外でも、患者さんがみえて、食事もろくにとることができず診療にあたっていた父を見て、大変だなと思っていましたね。でも、そんな歯科医師としての父の姿を見ながら育ち、自然に自分も歯科医の道を目指すようになりました。
卒業後は、大学病院で勤務し、土日祝日も休みなく働いていましたね。1983年に開業後も勉強会や、講習会に片っ端から参加し、専門分野を更に深く勉強していきました。当時は年に数回しか休みがありませんでしたよ。目の前にわからない事があると、どかしたくなるんです(笑)。凝り性なんですね。
25年前から、当時はまだ周知されていなかったインプラントにも取り組んできました。患者さんからのインプラントや歯列矯正・噛み合わせ・顎関節症などの多数の相談に応えるべく常に勉強を続け、かなりの臨床レベルに達していると自負しています。それも、意識の高い患者さんに、育てていただいたんだなぁと思いますね。
一般に矯正治療は、犬歯の1つ奥の歯を抜いて矯正するのですが、その歯は犬歯と同様、食事をする時の顎関節の誘導に非常に大切な歯なんです。『抜かなきゃいけない』というのが、私は許せないんですよ。ですので、極力抜歯をしない、非抜歯矯正をしています。 顎に負担の少ないワイヤーを使用し、通常よりも短い治療期間で行うことができます。
また、矯正中の虫歯の治療や、メンテナンスも矯正の進行具合も把握した状態で、一人の歯科医がトータルで治療することがベストだと思っています。
治療は徹底的に納得するまでやりたいんです。歯科治療は、医師と患者さんの共同作業だと考えています。『真剣に考えていますか?真剣に考えてもらっていますか!』をスローガンとして、ベストな治療を心がけています。
歯科という概念だけでなく、全身を診るというトータルな治療をしています。噛み合わせや顎関節症などは、歯だけの問題ではありません。頭蓋骨・頚椎・下顎骨の不調和の場合もあります。噛み合わせが悪いことで首や肩の凝りという症状が現れて悩んでいらっしゃる方も少なくありません。その症状を改善できる方法として、カイロプラクティック治療の基礎の理論も学びました。歯の噛み合わせが、首や頸椎に大きく影響するんですよ。特殊なプレートを噛んでいただき、少しずつ調整しながら、どれが一番正しい噛み合わせなのかを体験していただくことができます。
歯科疾患を総合的にとらえることで、患者さんをトータル的にサポートしていきたいと思っています。
当院は、成人総合歯科として、矯正、インプラント、歯周病治療、顎関節、噛み合わせなど様々な歯科疾患に対応しています。歯科治療は患者さんと医師との共同作業です。予防やブラッシングなど、患者さんに守っていただかなければいけないこと、メンテナンスを含め、歯科治療・予防を真剣に考えて下さる患者さんに来院していただきたいんです。そういう患者さんには、私も徹底的に、そして最善の治療にあたります。患者さんの高いニーズに応えられる歯科医師として、これからも頑張っていこうと思います。
※上記記事は2009.7に取材したものです。
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