鈴木 暁夫 院長(アキオ歯科医院)のインタビュー

アキオ歯科医院 鈴木 暁夫 院長

アキオ歯科医院 鈴木 暁夫 院長 AKIO SUZUKI

大学卒業後、勤務医として診療をはじめる。歯科補綴学を中心に研鑽を積み、「宮崎台駅」そばに開業。

なぜ歯科医になったのですか?そして宮崎台を開業地に選んだ理由は?

アントニオ猪木さんが好きでしたので、中学生の頃は「プロレスラーになりたい」と考えていた時期もありました(笑)。しかし歯科医を職業とする父の仕事ぶりを見ていて、緻密な設計の元にひとつのものを作り上げていく工程に感銘し、そうした職人的な仕事に徐々に惹かれていくようになりました。いずれ自分も後を継ぐことは考えていましたが、成長するにつれ歯科医師の「匠」的な仕事に魅了されていったのです。歯科補綴学は奥が深いですね。この領域は、歯の機能を回復させるために、削ったり詰めたりする治療全般を指します。ですので、入れ歯、差し歯、噛み合わせなど多岐に渡ります。臨床に携わってからも、この分野への興味は尽きませんので、日々新しい技術を勉強し極めていこうと考えています。宮崎台で開業しましたのは、地域密着型の医療を望んでいたためです。都心のオフィス街でお世話させていただいている父とはまったく異なる環境になりましたね(笑)。開業までの修行期間も、郊外の歯科医院に勤めていた時期が長かったです。街の中で、パン屋さん、魚屋さん、歯医者さん…という位置づけで、みなさまの暮らしに寄り添う診療を希望していました。近くの保育園で園医もさせて頂いており、親子揃って来院して頂くことも多いです。理想的です。またこの場所は、ドンキホーテ、ノジマなど地域の方が集まる「ランドマーク」的な大型店舗に近いため、住民のみなさまに覚えていただきやすいと考えたのです。

日曜日も診療をしているんですね。

土曜日も仕事で、日曜日にしか治療に行けないという方が意外と多いんですよね。そこで、日曜日も診療を行うことにしています。お父さんだけでなく、家族全員で日曜日に受診されるご家族もいらっしゃいますよ。日曜日は診療時間内に終わることはないくらい忙しいですが、お父さんだけが歯科通院で、家族バラバラで過ごす休日になってしまうよりは、家族揃って当院に来てもらえたら、僕としてもうれしいですね。ちなみに、僕の休日はジムに行き有酸素運動で体を鍛えて、スーパー銭湯でのんびり体を休ませるというのがお気に入りのパターンです。

「メタルフリー」治療について伺いたいです。

最近、「金属アレルギー」が大きな問題になっていますよね。当院では樹脂を採用した入れ歯「ナチュラルデンチャー」を採用しています。これは「バネ」がない入れ歯で、装着した際の見た目が美しく、かつ患者さんの体にもご負担がありません。また歯を削って詰め物を入れる場合も、金属を使わない「メタルフリー」の治療を実施しています。高価になりますが、ある程度のご予算をお考えの患者さんにはジルコニアを使っています。耐久性・審美性ともに優れていますので、当院では現在ジルコニアを採用した治療が主流になっています。従来は金属をベースにしたセラミックの詰め物を採用していましたが、年齢とともに歯茎がやせていきますと、歯と歯茎の境目が黒く見えるという問題がありました。ジルコニアですと、オールセラミックなので白い部分しかないので目立ちません。しかし金属アレルギーを持っていてご予算的に余裕がない場合も、「メタルフリー」で治療する方法はあります。「レジン」というプラスチック系の詰め物があり、これには保険が利きます。耐久性はやや落ちますし、汚れがつきやすいのですが、ご予算の都合が合わない患者さんにはこちらをお勧めしています。もちろん、費用に余裕が出たときジルコニアによる治療に切り替えていただくことも可能です。

お口のトータルケアについて、先生のお考えをお聞かせください。

歯が痛い、きちんと嚙めるように等、全般的に歯を治していくのはもちろんですが、最近ではホワイトニングで歯を白くしたい、睡眠時無呼吸症を改善したい等、様々な要望をお持ちの方も相当いらっしゃいます。「ちょっと気になってるんだけど」とか、一言仰っていただくと、その方にとってより良い形を提案できるかと思います。もちろんすぐにではなく、来年の春に考えたい。といった先の予定でも構いません。お気軽にご相談ください。

地域のみなさまへのメッセージをお願いします。

先述の通り患者さんのお望みを丁寧にお聞きすることを大切にしていますが、言葉に出されない部分にも注意深く耳を傾けていこうと思います。来院された際の状況と、潜在的に持っていらっしゃるお悩みも、きちんとお聞きしたいですね。また新しい技術が患者さん各々にとってどの様なメリットがあるのか、お伝えすることも大事だと思います。「最近はこんな治療法が開発されました」というお話をいくらさせていただいても、その治療法が自分にどのようなメリットをもたらすのか理解されなければ、患者さんは関心を示してくださいません。しかし「先日お詰めした歯ですが、この技術が実用化され廉価になれば、この先もっと耐久性のあるものに差し替えることができますよ」といったお話をすれば、納得して聞いてくださいます。このような問診を重ねていくことで、患者さんとの間に信頼関係を築いていけたらと思い、日々診察に当たっています。実は当院には長く通われている患者さんが多く、長期的な治療をご相談されることも少なくありません。ご自宅は宮崎台にあるのですが、仕事で世界中を飛び回っていて年1回帰国した際、密度の濃い治療を望まれる方も多いです。またお年を召されている患者さんの中には、研究熱心でたくさん質問される方もいらっしゃいます。最初のご来院以降、わたくしを信頼してお越しいただく患者さんが多いのは、大変「歯科医冥利」に尽きます。歯科医師として、20年以上のキャリアがあり、これまで培った技術、経験を患者様に活かしたいと思っています。これからも、ご指導・ご鞭撻よろしくお願いします。

 

※上記記事は2022年3月に取材したものです。

情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

 

アキオ歯科医院 鈴木 暁夫 院長

アキオ歯科医院鈴木 暁夫 院長 AKIO SUZUKI

アキオ歯科医院 鈴木 暁夫 院長 AKIO SUZUKI

  • 出身地: 東京都
  • 趣味・特技: MA-1収集、競馬、ハードロック鑑賞
  • 好きな著名人: 壇蜜、蛭子能収(まだボケないで~!)
  • 好きな映画: 「アウトレイジビヨンド」(2012年、日本・ワーナーブラザーズ)
  • 好きな言葉・座右の銘: 常在戦場(安定に逃げず、常に臨場感を持って生きる)
  • 好きな音楽・アーティスト: オジンオズボーン、吉川晃司
  • 好きな場所・観光地: 沖縄、北海道

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