水田 康裕 院長(やすひろ歯科医院)のインタビュー

やすひろ歯科医院 水田 康裕 院長

やすひろ歯科医院 水田 康裕 院長 YASUHIRO MIZUTA

神奈川歯科大学を卒業後、勤務医として幅広い症例に携わる。8年にわたって経験を重ね、宮前区菅生に開業。

この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。

「何が何でも歯医者に・・・」という強い思いがあって進んだ訳ではなかったんです。しかし、実際に大学に進んで授業を受けているうちにドンドンと興味が膨らみ、将来の方向性が明確になっていきました。歯学部に入ると歯形の模型等を製作することがあるのですが、それが最初の“とっかかり”だったのかもしれません。子供の頃からプラモデルを作ったりするのが好きで、水が合ってたというか、「面白い」と感じて、そこを入り口にしてすんなりこの世界に馴染むことが出来ました。

神奈川歯科大学を卒業後、新横浜歯科医院に勤務しました。
新横浜歯科医院では8年間を過ごしたことになりますが、そもそもここに就職したのも偶然からなんです(笑)。求人票とにらめっこして面接に臨むわけですが、その求人票に当時の担当教授の名前が書いてありました。そこで、ほんの挨拶のつもりで教授に声を掛けたのですが・・・「いまから学生が行くけど、よろしく頼む」とその場で先方に電話を掛けられてしまって(苦笑)。先方は面接に行く前から私を断れる状況ではなくなってしまいました(笑)。
始まりはそんな具合でしたが、8年間の勤務医時代に中身の濃い経験をさせていただいたおかげで、いまの私があると感じています。
2005年に4月に『やすひろ歯科医院』を開院するに至りました。
勤務医時代と違うのは、過度に忙しくなく、どちらかと言えばのんびり診察をさせていただいてることでしょうか。お一人お一人の方とゆっくりと向き合い、患者さんのご希望を第一に考えた診療を続けていきたいと考えております。

『やすひろ歯科医院』の特色についてお聞かせください。

土地柄もあってか、高齢者の方が他の歯科医院に比べて多いのが特徴かと思います。高齢者の方の場合、必然的に入れ歯に関するご要望が多くなってきます。私は義歯を専門に学んできたわけではありませんが、患者さんのご要望に応えようと、自分なりに勉強を重ねた結果、現在では様々な選択肢を患者さんにご提供出来るようになりました。
『ノンクラスデンチャー』、つまるところ、“バネなしの入れ歯”もその選択肢の1つです。
これはまず、バネを除いた構造になっていますので、見た目を気にされる方、特に女性の方に人気があります。また、バネが無いことで歯に掛かる負担が小さく、その点でも好評をいただいています。

おかげ様で「先生のところなら何とかしてくださるかもよ」と以前に入れ歯をお作りした患者さんから、他の患者さんのご紹介を受けることも多々ございます。患者さんからの信頼がいまの私のモチベーションとなっていることは言うまでもありません。
患者さんのご希望に添えるように色々と試行錯誤を繰り返してきましたが、こと入れ歯に関して言えば、私からの細かい発注のため、技工士さんは泣いているかもしれません(苦笑)。
入れ歯は差し歯のようにポンって入れてそれで終わりではありません。最初はもちろん、その後のケアでも細かな調整が必要になりますので、どうしても技工士さんへの注文が「うるさく」なってしまいます。技工士さんからは「面倒な奴」と思われているかもしれませんね(笑)。

お子さんの治療についてお聞かせください。

医院での治療と並行して、近くにある保育園の園医も担当させていただいています。お子さんの場合、最初に来院して泣いてしまったら、その日は“何もしないこと”が多いですね。口を開けてもらってパッと診て、「はい、いいよ」ってそれでおしまいです。私、そして歯科医院の雰囲気に慣れてくれるのを待って治療を開始するといった感じですね。
拘束器具を使って治療をする方法があります。それも1つの方法かとは思いますが、当院ではそのような器具を用いることはありません。お子さんに指を噛まれようが、少々蹴られようが、です。
拘束器具等を用いて無理矢理に治療をすれば、何らかの負の影響を子供に与える可能性があると考えるからです。トラウマになってしまうケースもありますし、そうはならなくとも、少なくとも歯医者を嫌う要因にはなりえます。
安心感を与えて、少しずつ、一歩ずつ、治療に向かう。子供達と同じ目線で声を掛け、小さなお子さんであっても納得してもらった上で治療に臨むことが肝要だと考えています。

診療の際に心掛けていることをお聞かせください。

例えば、ご年配の方は心臓が悪かったり、糖尿病を患っておられたりと、歯以外の全身疾患を抱えておられることを考慮する必要があります。問診票を参考にし、現在使っておられるお薬の有無、種類をしっかりと把握して治療に進むように心掛けています。 「歯を抜いたら血が止まらない・・・」等、避けることの出来るリスクを少しでも軽減したいと考えてのことです。ご年配の方に限らず、全ての患者さんのご希望に添えるやさしい診療を日々なしていきたいと思っております。

最後に地域の皆様へメッセージをお願い致します。

お口の中は誰もが毎日使うものです。逆に言うと毎日使うからこそ、どこかしらに必ず不備が出て来る。「差し歯をした歯は虫歯にならない」とお思いの方がいらっしゃいますが、そんなことは絶対にありません。虫歯を治した箇所がまたぶり返すということはよくあることです。お口を守るために大切なことはお口を注意深く見守ること。ご自分でのケアはもちろん、1年に何回か継続的に歯科医師によるケアを受けることをお薦め致します。当院にもそうしたケアをおこなっていらっしゃる患者さんがいますが、そうすることで、お口の中で何か不具合を感じたとしてもちょっとした調整で事が済む場合が多いんです。痛くなってしまってからだと、当然、余分な通院を余儀なくされることになります。
当院は地域密着を胸に、全てのスタッフが愛着をもって皆様の治療に携わらせていただいています。何かあればお気軽にお越しいただき、ご相談していただければと思っております。

※上記記事は2011.8に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

やすひろ歯科医院 水田 康裕 院長

やすひろ歯科医院水田 康裕 院長 YASUHIRO MIZUTA

やすひろ歯科医院 水田 康裕 院長 YASUHIRO MIZUTA

  • 出身地: 神奈川県
  • 趣味: クルマ
  • 好きな雑誌: ゴルフ&カー雑誌
  • 好きな映画: ホラー、アクション/リング、らせん
  • 好きな言葉・座右の銘: 日々努力
  • 好きな音楽: ユーロビート
  • 好きな場所・観光地: 龍泉洞(岩手県)

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